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 耳かきの歴史
奈良時代前期の遺跡である平城京の長屋王邸跡より木の耳かきらしきものが出土されています。
しかし、これは耳かきではなく留め釘である可能性も指摘されています。

記録に残る日本最古の耳掻きは、京都府伏見区にある「稲荷山経塚」から発見された簪(かんざし)とされています。
時代は平安時代末期から鎌倉時代初期の頃と考えられています。

江戸時代、高橋図南という人物により耳かき付きの簪(かんざし)が享保年間に発明されたことが耳かき普及の始まりです。
貞享年間に江戸の「神田紺屋町長官」や京都の「唐人越九兵衛」が耳のアカ取りを専門とする「耳垢取」と呼ばれる商売をしていたと記録されています。

世界的にみても公開されている耳かき記録は少なく、特にヨーロッパにおいては、ローマ時代の遺跡から耳掻きが出土しているが、 研究がほとんどないために更に遡ることは困難となっています。

また中国においては、3000年以上前の遺跡、河南省安陽の殷墟婦好墓から、精巧な玉(一般に翡翠のこと)の耳かきが2本出土しています。

古代人であっても、指が耳の穴に入らない点は現代人と同じであるため、何らかの道具を用いていたであろうことは容易に想像できます。
しかし、細い木の枝のようなものであっても耳を掻く行為は可能なため、耳掻きという専門の道具がいつできたのかはわかりません。

なお、18世紀程度のヨーロッパにて作製された銀製の耳掻きなどが、骨董品として市場に出ることがあります。
しかし、コレクションの対象になることはそう多くはありません。
これら金や銀の耳掻きは古い遺跡から発見されることも稀ではなく、実用品のほか装身具の一つとしての面もあったと考えられています。
ただし、金属製のものではない、木製などのものは遺物として残りにくいため、それらについても当てはまるとはいえません。
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