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 耳垢の乾いている人、湿っている人
耳垢は乾燥した耳垢と湿った耳垢があることが知られています。
乾燥した耳垢は粉状、かさぶた状のものが多く、日本人の多くが乾燥型に属します。

湿った耳垢は優性遺伝し、乾いた耳垢は劣性遺伝します。
つまり遠い先の未来では湿った耳垢がスタンダードになっている可能性もあるということです。

2006年1月29日、長崎大学の研究グループの発表で、耳垢が湿性か乾性かを決定するのはDNAの塩基配列の1か所の違いであることが判明しました。
この体質の人は耳内の汗腺からでる分泌物がほぼ少ないので、乾いた耳垢というのは耳内の皮膚とホコリから構成されているということになります。

日本人全体では湿性耳垢の人は約16%だと言われていますが、北海道・沖縄と本州の間では割合に大きな差があり、北海道では約50%が湿性耳垢であるとの報告があります。
これは、日本には元々湿性耳垢の縄文人が居住しており、やがて本州には乾性耳垢の弥生人が流入したが、その影響が及ばなかった北海道・沖縄には湿性耳垢が保存された為と説明されています。
 耳垢の質で選ぶ耳かき
耳垢が湿っているか乾燥しているかで適している耳かきにも違いがでてきます。

一般的に綿棒は湿った耳垢に適しているといわれています。
綿棒自体が乾燥しているので、湿った耳垢を吸着するのに適しているのです。

逆に、日本人に多い乾燥した耳垢には耳かきが適しているようです。
また、最近は粘着綿棒など乾燥した耳垢に適した綿棒が生まれています。
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